スタッフより 症例紹介

オゾン療法

220603

みなさん、こんにちは。院長の本池です。
今回は、当院が実施している「統合医療」の一つ「オゾン療法」についてご紹介いたします。

【オゾン療法】
オゾン療法とは、免疫細胞の代謝を活性化させて免疫系の調節を行い、抗酸化作用を高めることで動物自身の治癒する力を引き出すことを促します。
また、他の治療とも安全に併用でき、副作用も少なく、動物に負担をかけない治療方法です。
がんの治療では高濃度ビタミンC点滴療法や抗がん剤治療などとも併用出来て相乗効果が期待出来ます。
特に免疫力が低下している高齢動物にはおススメの治療法です。
またアレルギーなどでステロイドを使用したくない・減らしたい場合などにもオススメです。

【効果】
免疫細胞活性化作用
がん細胞の抑制、抗がん治療の副作用の軽減、各種感染症
免疫調整作用
自己免疫性疾患(免疫介在性溶血性貧血や血小板減少症など)、アレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎、気管支ぜんそくなどの緩和
消炎鎮痛作用
筋肉や神経、関節などの痛みの軽減、椎間板ヘルニアなど
創傷治癒の促進
皮膚炎や褥瘡(床ずれ)などの改善
アンチエイジング
老齢性疾患、血行改善作用、副腎・脳下垂体活性化作用による元気・食欲の回復

 

【方法】
注腸法(RIS : Rectal insafration therapy)
肛門から細いカテーテルを入れて行なう注腸方法が多く使用されております。
RISは、実施が容易であり、痛みがなく、費用も多くかかりません。MAHの3倍量の投与で同等の効果といわれております。
一般的には週2回程度、10回を1クールとして実施し、その後は症状にあわせて回数を決めていきます。

大量自家血オゾン点滴療法(MAH : Major Auto hemotherapy)
ある程度の血液を抜いてオゾンを接触させ、もう一度体に戻す自家血液療法いわゆるオゾンクレンジングと言われ、腫瘍の補助療法として効果をあげています。

少量自家血オゾン点滴療法(NAH : Minor Auto hemotherapy)
少量の血液を抜いてオゾンを接触させ、溶血させた後もう一度体の戻す自家血液療法で主にアレルギー疾患で実施しております

皮下注射療法(SCI)
関節や筋肉の疾患、椎間板ヘルニア、末梢循環不全、皮膚疾患、体表腫瘍の補助療法
鍼灸の経穴あるいはトリガーポイントに直接注射することもあります

オゾンクリーム
皮膚炎、外傷、褥瘡など外用で用います。

オゾンマイクロバブル薬浴(→トリミング参照)
皮膚疾患のある子の薬浴療法にて効果を上げています。

※これらのオゾン治療は副作用が少なく、他の治療法との併用が可能といったメリットがあります。
個々の疾患については担当獣医師がご相談させて頂きます。
◎当院ではがん治療の場合、水素ガス療法やオゾン療法と併用して高濃度ビタミンC点滴療法を半日入院で実施しております。
鍼灸、ホモトキシコロギーとの相性も良いので今後導入予定です。
慢性的な病気で元気や食欲がなかったり、寝たきりになった動物たちには、著しい改善があることを数多く経験しておりますので、お気軽にお問合わせください。

6月の診療予定についてはこちら
6/5(日)と6/19(日)は午後休診となります。よろしくお願いいたします。
6/13(月)-15(水)はトリミング室改修工事のため、トリミングをお受けすることができません。

6月から動物愛護法が変わります。
マイクロチップについてはこちら
移行登録の無料期間が延長されました。

新型コロナ対策も継続して行っていきます。
当院は現在、待合室が混みあわないように予約制をとっております。
また来院の際は、状況がわかる方1名での来院をお願いしております。
感染防止対策へのご理解、ご協力の程よろしくお願いいたします。

金田トレーナーによる「各種クラス」「しつけ相談会」も好評開催中です。
お気軽にお声掛けくださいね
もちろん、パピークラスも絶賛開催中!

当院では一緒に活躍してくれるスタッフを募集しています。
ご興味ある方は、お気軽にご連絡下さい。

清澄白河アニマルクリニック
スタッフ一同

-スタッフより, 症例紹介

Copyright© 清澄白河アニマルクリニック , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.

お電話でのお問い合わせ